設立年
→1969年
従業員数
→430人
メイン業務
→自動車用内外用樹脂製品の成形、めっき、塗装、組立
軽減くん導入工程
→検査ライン(本社、岩手一関工場)
ご担当者
→改善推進室 主担当 杉田様
Before
~ 100枚以上の手書き日報入力で、職制が残業の日々 ~
軽減くん導入前の検査工程では、生産状況や品質状況が分かる日報を作業者が手書きしているため、現場の記入工数が大きく、また現場の状況を常に掴むために1日の中でも定期的なタイミングでの日報を提出させていたことから、管理する日報が1日延べ100枚以上になっていました。
日報提出後、いざ手書きの日報をPC入力するとなると、字が読みにくく現場に再確認したり、提出された日報の枚数が足りなかったり、そもそもの入力枚数が莫大なため担当の職制が残業して何とか終わらせようとする等、非常に大きな負担がかかっている問題がありました。
「現場の負担を減らしたい、けど現場の状況も常に掴んでいたい」という課題と「カーボンニュートラルへの取り組みの一つとしてペーパーレス化を推進していきたい」という想いを持っている中、軽減くんと出会いました。
How to
~ 検査工程で検査しながら、その場で不具合モード入力 ~
まず現状の検査工程の日報の項目が、軽減くんで100%反映できるか検証しました。軽減くんの初期セッティングは非常にシンプルで、管理者メニューから簡単にQRコードの作成や管理したい項目(成果項目)の追加を行うことができ、元の日報項目をほぼ100%網羅することができました。ITに全く詳しくない人でも、正直5分もあればすぐ使えるようになると思います(笑)具体的には管理したい項目(成果項目)に「検査数/良品数/不具合モード別不具合数/ロット/生産設備」等をセッティングしたことで、検査しながらその場で不具合モードの入力ができ、検査が終了したタイミングで日報作成も終了することが可能となりました。
また軽減くんで取得したCSVデータをExcelの集計フォーマットに貼り付けることで、時間毎、勤務帯(直)毎、1日の集計結果がリアルタイムで確認できるようになりました。
After
~ PC入力時間 256分/日 ⇒ 8分/日 で、248分/日短縮! ~
大きな効果としては、3点あります。
1点目は、手書き日報をPC入力する職制の入力作業工数が激減し、残業削減に大きな効果がありました。 軽減くん導入前の入力工数は256.0分/日でしたが、軽減くん導入後8.0分/日となり、導入効果として248.0分/日短縮できました。(岩手一関工場の検査工程のみの効果例です。)PC入力時間は非生産時間なので、とにかくここを短縮できたことが非常に嬉しいですね。
2点目は、例えば新たに管理したい項目を追加(例:不具合モード)する場合も、既成システムだと追加カスタマイズ費用がかかるケースが多いのに対し、軽減くんは管理したい項目を自分たちで追加すれば良いだけなので、費用もかからず圧倒的な早さで現場に最新版を提供することができます。
3点目は、情報システム部門だけで管理するのではなく、現場の職制も軽減くんを管理できるので、本社、一関工場と離れている環境下でも同じデータをリアルタイムに共有することができます。今の時代、リアルタイムかつリモートで情報共有することは必須だと思いますので、その課題もクリアされました。
最後になりますが、軽減くんほど安価で費用対効果が高いツールはないと思います。また100枚以上あった紙の日報もゼロになったことでペーパーレス化にも大きく貢献することができました。今後は、検査工程のみならず、どんどん社内でも適用工程の拡大をして、合理化&負担軽減&カーボンニュートラルへの取り組みを進めていきたいと思います。