岡田電機工業株式会社様

設立年

→1968年

従業員数

→51人~80人

メイン業務

→自動車部品やオフィス家具部品を中心とした成形、塗装、組立

軽減くん導入工程

→製造/検査/梱包ライン、保全、間接業務

ご担当者

→製造部 部長 小松様

本社・三春工場(神奈川県横須賀市)

 

Before 
~ データ取りをしていても、上手く改善に活かせない ~

弊社は、毎月1回改善事例発表の会議をしており、その会議に向けてデータまとめや改善内容の資料作成を行なっておりますが、毎日集計している検査データや改善活動において、課題が2つありました。

課題1. 検査日報手入力業務の負担大
各検査作業者が毎日紙の検査日報を記入し、業務終了後、その検査日報をスタッフがExcelに手入力(5×30人分=150/日)
紙の検査日報は手書きのため、字が汚くて読めなかったり、外国人特有の数字を誤読したり、また人によって書き方が異なっていたため、現場に再度確認する作業が多かった
専属の入力担当者がいる訳ではなかったので、現場の様々なスタッフが手入力の経験をしていたが、誰に聞いても「検査日報手入力業務」は社内でやりたくない業務No.1であった
翌日に集計したデータを管理職や他スタッフに展開するが、翌日の業務が既に始まっているため、現場に有効にフィードバックされず、データが活かされない(古いデータは鮮度を失い、みんなが興味をなくす)

課題2. Excelファイルが入り乱れていて、データが線でつながらない改善活動
現場で改善対象の記録やデータ取りをしたい場合、検査日報と同じように何かしらの紙媒体に記録をしていた
その都度各担当者がExcelで記録しやすい紙媒体を作成し、それを更に集計するフォーマットもExcelで作成する
改善対象期間中は日々その紙媒体や集計フォーマットを使用するが、終了後は断片的なExcelファイルが残る
その先同じような改善に直面した際も、過去のフォーマットの検索性が悪かったり、取得したいデータが若干変わったりするため、結局都度フォーマットを作成し、過去のデータと比較ができないことが多々あった(点での改善活動になる)

検査日報手入力業務があまりにも非効率で、生産性がゼロであった

 

How to 
~ 検査作業者だけでなく、間接スタッフも軽減くんでデータ取り ~

先程の2つの課題を軽減くんで解決するのに、以下の方法で軽減くんを利用しています。

課題解決策1. 検査日報項目を全て軽減くんに反映!
各検査作業者にスマートフォン端末を渡し、検査日報に記入してある項目を全て「軽減くん」で入力できるようにしました。

★QRコード設定
開始QRコード:作業場所名(セル台1-11-2、・・・)
実施QRコード:工程名(検査、組立、梱包・・・)
対象QRコード:部品番号

★ 成果項目設定
検査数、不良数、各種不良モード、成形ロット等

課題解決策2. データ取りは全て軽減くんで実施!
検査作業者だけではなく、型替え者や機械加工職人、間接スタッフ、運転手にもスマートフォン端末を渡し、各々の業務をデータ化しています。軽減くんは汎用性が非常に高いので、現場スタッフに加えて、間接スタッフの各業務記録も軽減くんでデータ化しています。

★QRコード設定
開始QRコード:作業場所名/設備名/車両番号(成形機1号機、金型メンテ場、フライス盤、車種●●●●・・・)
実施QRコード:工程名(型替え、機械加工、納品・・・)
対象QRコード:部品番号/試作名/お客様名

 

After 
~ PDCAのスピードが大幅に加速、現場にも定着◎ ~

軽減くん導入により、検査作業者の業務が終了したと同時に取得したデータがCSV形式で出力出来るため、瞬時に集計が可能となり、2.3分で集計データを管理職や他スタッフに展開出来るようになりました。その結果、現場へのフィードバックも翌日の業務前には行うことができ、それを毎日繰り返すことで現場がどんどん見える化・改善されていきました。
また「軽減くん」を使って全てをデータ化していくという流れは、現場からすると「今までのやり方を変える」ことになるので反発があるかと思いましたが、「軽減くん」の簡単な操作性により、紙の日報よりも明らかに記録が楽になることからすんなりと受け入れてくれました
ただその際に、しっかりと「軽減くん」を導入する目的(データ化する重要性等)を共有したこと、将来を見据え、新しいものを取り入れていく前向きさと楽しみを持ってほしいと気持ちを伝えたことが重要であったかと思います。
最後になりますが、「軽減くん」で取得したデータを元に様々な打ち合せや意思決定が行われようになり、DX化の土壌が整ってきたように感じますQRコードと成果入力項目の工夫次第では、いかなる業務もデータ化できると思いますので、今後もどんどんデジタイゼーションをしていきたいと思います。

生産本部 製造部のメンバー(成形課、組立課)

 

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